黒木の大藤・素盞嗚神社
こんにちは
日ごとに陽射しが強くなり、初夏の気配を感じるようになってきました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は、仕事の合間に黒木町にある「黒木大藤」を訪れました。
ちょうど見頃を迎えた藤の花は、淡い紫の花房が風に揺れ、
空から降り注ぐように咲き誇るその姿に、思わず息を呑みました。
平日にもかかわらず多くの人でにぎわっており、
この大藤がどれほど多くの人に愛されているのかが伝わってきました。
この大藤は、樹齢600年以上とも言われる歴史ある藤で、
南北朝時代、征西将軍・懐良親王(かねながしんのう)が、
黒木に滞在された際に植えたと伝えられています。
幹は太くねじれ、長い歳月を感じさせる力強さと風格があり、
その生命力には、どこか神聖さすら漂っているようでした。
大藤が咲き誇るすぐそばには、素盞嗚(スサノオ)神社が静かに佇んでいます。
藤の花に癒されたあと、神社の静けさの中でそっと手を合わせると、
心がすっと整っていくような感覚になります。
まるで時間がゆっくりと流れているような静けさの中で、
自然の美しさと長い歴史に包まれながら、
来年もまたこの景色に出会える日を願い、大藤をあとにしました。
見頃を迎えた今、もしお時間があれば、ぜひ黒木の大藤と素盞嗚神社を訪れてみてください。
やわらかな風に包まれながら、心がふっとほどけるようなひとときを過ごせる事だと思います。
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